ウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」を提供する株式会社プレイド(東京都渋⾕区:代表取締役 倉橋健太)は、Fidelity Growth Partners Japan(東京都港区:代表 デービッド・ミルスタイン⽒)と既存株主であるフェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合(磯崎哲也⽒と新⽣企業投資株式会社<本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:松原⼀平⽒>が共同で運営)を引受先とする第三者割当増資を実施し、5億円を調達したことをお知らせいたします。
これにあわせて、デービッド・ミルスタイン⽒が社外取締役に就任いたします。
「KARTE(https://karte.io/)」は、リアル店舗で当たり前のように⾏われている「相⼿とその状況にあわせた接客」をウェブサイトでも可能にし、新たな顧客体験の提供を実現するサービスです。2014年9⽉にクローズドβ版として提供を開始し、2015年3⽉に⼀般公開いたしました。
サービスが評価されているポイントは3つあります。
導⼊はウェブサイトに数⾏のコードを埋め込むだけで⾏うことができます。その瞬間から来訪者の特徴や⾏動をリアルタイムに解析し、個々の来訪者にあわせたメッセージ配信などが可能になります。
ウェブ接客というと、チャットサービスのような1対1のコミュニケーションをイメージされるかもしれませんが、「KARTE」では⼀⼈ひとりの来訪者に合わせたアクションを⾃動で実⾏することができます。これにより⼈的リソースを増やすことなく、ウェブサイトでの接客をすべての来訪者を対象に⾏うことができます。
プレイドにとって、今回は2度⽬の資⾦調達となります。1度⽬は2014年7⽉にフェムトグロースキャピタルなどから1.5億円を調達いたしました。
これまでは調達した資⾦を、エンジニアを中⼼とした⼈員の強化に充ててきましたが、今後はサポート体制の強化、開発体制の増強を中⼼に⾏い、プロダクト全体のパフォーマンス向上を⽬指します。
また、グローバル展開を⾒据えた準備も進めていきます。
クローズドβ版の段階から様々な企業に導⼊していただいておりますが、⼀般公開してから4ヵ⽉の間に、アパレル・コスメ・家電など様々なジャンルのECサイトをはじめ、ホテル・⼈材紹介・不動産・英会話などの多様なカテゴリの企業様に導⼊いただいております。
これまでに解析したユニークユーザー数は累計2億⼈※を超えており、前⽉⽐+40%の成⻑をサービス開始以来(2015年3⽉)毎⽉続けています。
※サイトごとに解析した累計UU数を合算した数字。
※⼀部導⼊準備中企業も含みます。
現在「KARTE」は、ほとんどのショッピングカートサービスに対応していますが、カラーミーショップにワンクリックで導⼊が可能になるなど、さらなる連携も進めています。
また、外部チャットサービスやアンケートフォームサービスとの連携も可能になっており、今後も様々なサービスとの連携を進めていきます。
毎⽉固定で発⽣する基本料⾦は5,000円のみで、接客した回数に応じて料⾦が発⽣する従量課⾦制が基本プランとなります。使った分だけ料⾦が発⽣する仕組みのため、低リスクで導⼊いただくことが可能です。
⽉間のユニークユーザー数が10万⼈を超えるサイトに関しては、⽉額固定料⾦と従量課⾦を選択できるエンタープライズ版をご⽤意しています。
現在、14⽇間無料で利⽤できるフリートライアルの提供を⾏っています。
KARTEは、来訪者の⾏動や特徴に応じた様々な施策を設定することが可能です。割引クーポンなどで購買につなげることはもちろん有効な⽅法の 1 つですが、むしろ気の利いた情報提供を⾏うことで、割引に頼らない購⼊率の向上を実現していくことが、導⼊サイトのサービス向上につながると考えています。
毎年開催しているアニバーサリーキャンペーンの認知向上で「KARTE」をご活⽤頂きました。
購⼊⾦額の合計が⼀定額を超えると、もれなくノベルティをプレゼントするキャンペーンにおいて、カート内の商品の合計⾦額が下回る場合にのみ、カートに商品を⼊れたタイミングでバナーを表⽰しました。
これは利⽤客にとって有益な「情報」を、利⽤客が⼀番欲しいもしくは必要とする「タイミング」で伝えることにより、同キャンペーンを実施した昨年よりも売上が69%の増加となるなど、⾮常に⼤きな効果を⽣むことができました。
KARTEはこういった顧客⼼理にあわせて接客を⾏うことが可能です。
特定カテゴリに興味があり購⼊意思は⾒受けられるものの、商品を決めきれていない来訪者への提案において「KARTE」をご活⽤頂きました。
この事例では、共通の特徴を持った商品に興味を持った来訪者に対して、より詳細な情報をまとめた⽐較コンテンツに誘導することにより適切な情報提供を⾏いました。
商品の魅⼒をしっかりと伝えることにより、接客を実⾏した来訪者とそうでない来訪者を⽐較すると、購⼊率がPCで約6%、スマートフォンで約25%向上しました。
2005年に楽天株式会社に新卒⼊社。楽天市場における Web ディレクション、マーケティング、モバイル戦略、広告戦略等、多岐にわたる領域を担当し、楽天市場事業の成⻑に貢献。
東京⼤学⼯学部にて神経科学、同⼤学院にて分散環境における機械学習の研究に従事。2009年未踏本体採択。2013年同⼤学院博⼠をドロップアウトし、同社 CTO として参画。
2000年からフィデリティ・ベンチャーズ⽇本オフィスのプリンシパル兼バイスプレジデントとして主に⽇本と中国のIT企業のベンチャーキャピタル投資と投資先企業の⽇本市場へのエントリ⽀援を⾏う。2005年にウォルト・ディズニー・ジャパンに⼊社。ディズニー・モバイルのサービス開始の責任者として事業計画からオペレーションまでを統括。2010 年、ディズニー・インタラクティブ・メディア・グループゼネラルマネージャーに就任。2012年4⽉よりFidelity Growth Partners Japan ⽇本代表。
⻑銀総合研究所で、経営戦略・新規事業・システムなどの経営コンサルタント、インターネット産業のアナリスト等として勤務。その後、カブドットコム証券の社外取締役、ミクシィ社外監査役、中央⼤学法科⼤学院兼任講師などを歴任。フェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合 ゼネラルパートナー。
著書「起業のファイナンス」「起業のエクイティ・ファイナンス」。ブログ&メルマガ「isologue」を運営。
ブログ:http://www.tez.com/blog
2005年に楽天株式会社に新卒⼊社。広告事業、ブログ事業等の収益化を担当。ADネットワーク事業⽴ち上げを経て、現在アジャイルメディア・ネットワーク株式会社にて取締役副社⻑として活躍。
プレイドは2011年10⽉に設⽴し、4年⽬を迎えました。現在は2つの事業を展開しており、メインで展開している事業はウェブ接客プラットフォーム「KARTE」の企画・開発・運営。もう1つは⽇本最⼤のTech × Shoppingメディア「Shopping Tribe( https://shopping-tribe.com/)」の企画・運営となります。
2014年12⽉には、ベンチャーのプレゼンイベントとしては最⾼峰である「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット 2014 Fall Kyoto Launch Pad」で受賞するなど、様々な点で注⽬いただいています。
2015年3⽉に情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO27001の認証を取得いたしました。これは、プレイドの情報セキュリティにおける管理体制が、国際標準規格に適合したものであると第三者機関に認められたことを意味しています。
会社名 株式会社プレイド
所在地 東京都渋⾕区恵⽐寿南2-21-2 恵⽐寿サウスヒル 301
設⽴⽇ 2011年10⽉
ウェブ https://plaid.co.jp/
株式会社プレイド 広報 飯塚(いいづか)
Eメール:press@plaid.co.jp
■TechCrunch
ウェブ接客ツール「KARTE」提供のプレイド、5億円の資金調達—キャンペーンの売上7割増の事例も
■THE BRIDGE
リアルタイム解析ウェブ接客プラットフォーム「KARTE」を運営するプレイド社、Fidelity Growth Partners Japanらから約5億円の資金調達を実施
■Cnet Japan
ウェブ接客プラットフォーム「KARTE」のプレイドが5億円調達
■ネットショップ担当者フォーラム
Web接客ツール「KARTE」のプレイドが5億円を第三者割当増資で調達
■ECのミカタ
「KARTE」を提供するプレイド、5億円を調達