株式会社プレイドは、同社の提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」を用いて、生活者の行動に着目して理想の体験を設計・実装することを目的にするプランニングチーム「EDIT」(Experience Design and Invent Team)を新設したことをお知らせします。
プレイドでは2021年よりTEAMという企業のデータ活用においてKARTEを基盤とする包括的な体制構築と運用をサポートする、主にエンタープライズ向けのプロフェッショナルサービスの提供を開始しています。今回新設するEDITはTEAMの中の一部門となり、店舗などリアルを中心とした体験設計とブランド価値発見にフォーカスしたパートナー型チームです。
店舗を中心にビジネスモデルを構築してきた様々な業種や企業から、デジタルを活かしてブランドを生活の文脈で編集したいといったご相談を頂くことが年々増えており、今回その期待に応えるための専任チームを発足しました。
ブランドの魅力的な価値を、生活者に伝わるような施策に変換し、デジタルを用いて実装します。EDITでは、KARTEを用いたブランドのアクティベーションをサポートします。
1)生活者視点でのブランド価値・インサイトの探索・発見
2)オンライン・オフラインの行動を広く捉えた、全体の顧客体験を設計
3)KARTEを用いた顧客体験アクションの企画・実装
4)実行したアクションの効果を計測し、次のアクションを運用するPDCAサイクル
sioでは、お客さまに「おいしい」を超えた「感動」の体験を設計します。例えば、コース料理は、見るもの触れるもの感じるものすべてを通して、どのタイミングでどのような体験をするのが一番気持ちいいかを考え抜き、映画のように抑揚をつけて提供しています。今まではレストラン時間の最大化に注力していましたが、レストランの外(レストランに来る前と食べた後)の体験も設計することで、お客様のレストラン体験をより最大化させられるのではないかと、これまでも考えてきました。その考えを元に、EDITのメンバーと、新しいレストラン体験を作っています。
お食事の時間に限定せず、来る前・来た後まで広げて感動体験を設計する。まずはこの新しいレストラン体験をsioで実現させ、外食業界、ホテルや観光業界など、さまざまな業界での顧客体験の最大化にチャレンジしたいと思います。
三井不動産では、場所貸しにとどまらず広くブランドを支援し、ブランドと共創関係をつくる取り組みの一貫として、体験型のポップアップイベント「NEW POINT」の事業開発をおこなっています。リアルの接点以外でもブランドに価値を提供するには、デジタルの力を活用することが必要不可欠です。EDITのメンバーとは、イベントに来たお客さまの来場前後も含めた購買体験の設計と、その行動をデータで計測できる形で実装をしました。これにより、イベントの効果がブランドの事業全体にどう還元されたかを可視化することが可能になっています。2月末にMIYASHITA PARKにて開催したイベントを皮切りに、今後もPDCAを回しながら価値検証をおこなっていく予定です。
学生時代にデザインシンキングを学んだのち、新卒で博報堂に入社。
2015年にSEEDATA(博報堂グループ会社)を立ち上げ、取締役に就任。一貫して、生活者データを中心とした商品・サービス開発やブランディング、戦略設計などを担当。
2021年よりPLAIDにジョインし、顧客分析を中心にしながら、クライアント企業の顧客戦略の設計や、KARTEを活用したビジネスグロースに従事。
東京藝術大学にて建築のデザインを学んだのち、新卒で建築設計事務所に勤務。住宅〜商業〜公共など幅広い建築のデザインを経験。また、設計業務の傍ら医療系スタートアップに参画し、サービスデザインやブランディングも行う。
issue採用をきっかけに2020年よりPLAIDにジョインし、データを活用したリアルでの顧客体験の設計をおこない、KARTEの可能性を広げるプロジェクトに従事。
※EDITはプロジェクトの内容に応じてメンバーをアサインするサークル型組織です。上記2名を中心にしながら、さまざまなプレイヤーが参画します。
当社は「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げるテクノロジーカンパニーです。2015年にCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の正式提供を開始しました。2018年にはスマートフォンアプリ向けの「KARTE for App」と、顧客に関わるあらゆるデータをKARTEと繋ぐ「KARTE Datahub」の提供を開始しています。