株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋健太)は、同社の提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」シリーズのプロダクトのなかで、メール・LINE・プッシュ通知などサイト外コミュニケーションを担うマルチチャネルマーケティングオートメーション「KARTE Message」の正式版を提供開始したことをお知らせします。
KARTE Messageは2022年11月よりβ版として提供を開始し、さまざまな業界で活用実績を上げています。パーソナライズされたメッセージのマルチチャネル配信を、多種大量かつ安定的に行う必要のあるBtoCのエンタープライズ企業からも評価を受け、提供開始から導入企業数は130社超、現在の月間総配信数は10億通以上に上っています。このたび、プロダクトとしての安定性の向上、機能面の拡充、提供体制の整備を行い、正式版として提供開始する運びとなりました。
KARTE Messageは提供開始から、顧客企業からの要望に応えてプロダクト改善やAI機能などの拡充を進めています。正式版提供開始以降も、継続的に新機能追加やアップデートを推進します。
AIにより、「30歳以上の会員」といった自然言語による指示でフィルタ条件を生成し、条件に合致した配信リストの抽出を支援します。
※現在、本機能はβ版での提供となります。
配信対象リストのデータソースをAIが解析し、例えば「この配信リストは30歳以上、ブランドAの購入経験があるのユーザーが含まれている」など、そのリストの特徴を示す文章や、リストに含まれるカラムの論理名(人にとってわかりやすく、使いやすくするためにつける別名やラベルのこと)をAIが自動で生成できます。
※現在、本機能はβ版での提供となります。
メール本文内でよく使うヘッダーやフッターなどを同期ブロックとして保存できるので、一度の変更で利用している全てのメールに変更を反映できます。
配信クリエイティブのA/Bテストだけでなく、配信したこと自体の効果の良し悪しを確認できます。
2026年前半を目処に、特にエンタープライズ企業のマルチチャネルコミュニケーションでニーズの多い以下の機能を提供予定です。
現状のメール・LINE・アプリプッシュに加えて新たなコミュニケーションチャネルとしてSMSを追加し、より確実に重要なメッセージを届けられるようになります。
専用エディタでLINEリッチメニューを簡単に作成し、ユーザーセグメントごとにリッチメニューを切り替えられます。
より強固なメールの認証方式であるS/MIME認証に対応します。
KARTE Messageは、KARTEのリアルタイム解析基盤を活用し、サイトやアプリ、メール、LINEなどマルチチャネルで高精度なパーソナライズ配信を実現します。別ツールで管理している商品マスタなどのデータも自由に取り込み、顧客ごとにチャネル・コンテンツ・タイミングを最適化できます。また、KARTEと併用することで、サイト/アプリ内外の顧客体験設計から効果検証までをワンストップで実現します
社内に散在する大規模データをそのまま取り込み、誰でも簡単に編集・加工してメール・プッシュ通知・LINEなどへ一元配信できます。また、施策のアイデアから配信開始までのリードタイムを短縮しつつ、チャネルごとに発生していたコストの最適化やデータ連携の効率化も実現します。
顧客一人ひとりに合わせて、適切なタイミングで適切なメッセージを届けるためにはカスタマーデータの活用が肝要です。KARTE Messageであれば、リアルタイム解析するサイト内外のカスタマーデータをもとに配信を行えます。購入、カート、サイト訪問といった顧客のアクティブなタイミングを逃さず、その人の興味関心に合った商品や情報をお届けします。
パーソナライズ配信には、メールアドレスやLINE IDなど個人情報の取り扱いが必要です。KARTE Messageでは個人情報のマスキングやデータ保管のセキュリティ対策機能を備えており、高レベルなセキュリティが求められる国内大手金融サービスをはじめ、多くのエンタープライズ企業に導入されています。
KARTE Messageの導入および活用に際しては、プレイドのカスタマーエンジニアが伴走支援を行います。さらに、「KARTE Messageの導入を前提にしながら、顧客データ基盤とマーケティングオートメーション環境を刷新したい」といった経営レイヤーの課題に対しては、全体計画/設計から実行までを一気通貫で支援するプロフェショナルサービス「PLAID ALPHA」が支援します。ツールやデータの活用を妨げ、企業のCX/DX変革の障壁となってしまうデジタル人材不足に対しても、その課題とニーズに応じて最適な伴走支援を実現します。
KARTE Messageは、会員数が1,000万人を超える「アルペングループメンバーズ」への情報発信を支える、メール・LINE運用において欠かせないツールです。従来は配信セグメントの抽出に時間がかかっていましたが、直感的な画面操作と拡張性が高いデータ連携機能により、リアルタイムなセグメント抽出が可能になりました。これにより、施策実行までのリードタイムを大幅に短縮し、会員一人ひとりに合わせたタイムリーなメッセージ配信がマルチチャネルで可能になっています。運用効率と顧客体験の両立を実現できる点を高く評価しています。
他MAツールからの入れ替えでKARTE Messageを導入して2年ですが、KARTEとの併用によって、効果測定の精度向上と負荷軽減を同時に実現できた点を導入効果として大きく評価しています。施策効果を時系列ではなく未実施時比でパラレルに比較できる点は、時系列的な効果にバイアスが生まれやすい業界のため重宝しています。
また、「プッシュ型施策の人的・金銭的なコスパの良さ」から生じてしまう課題を解消しようという、プロダクトの思想にも非常に魅力を感じています。その思想をエンドユーザー目線で実機能に落とし込みつつ、我々ユーザーに使い易いUI/UXであると感じています。引き続きKARTE Messageを活用して、お客さま一人ひとりへの最適なコミュニケーションの実現を目指していきたいと考えています。
ラジオ配信アプリである「radiko」のプッシュ配信では、以下のことが実現できる必要があります。
・簡便性: 放送後に話題になった番組について、迅速かつ簡単にプッシュ配信を実行できる
・絞り込み: プッシュ配信対象者を、その番組に興味関心を持つ可能性の高いリスナーに絞り込む
・大量配信: 対象者が数百万人規模であっても、一定時間内に問題なく配信を完了できる
KARTE Messageでは、キャンペーンとリスト管理を用いることでこれらの要件を満たすことができました。内容を予測することが難しいラジオ番組において、つい聴き逃してしまう瞬間をKARTE Messageを通じて届けることで、弊社のミッションである「日常の些細な瞬間を特別な記憶へと変貌させる音声体験を届ける」を実現していきたいと考えています。
正式版の提供開始に伴い、KARTE Messageのプロダクト概要および活用方法を紹介するオンデマンドセミナーを配信します。
視聴はこちらから:https://karte.io/seminar/on-demand/20250709_message_ondemand/
「KARTE」は、ウェブサイトやアプリを利用するお客様の行動をリアルタイムに解析して一人ひとり可視化し、個々のお客様にあわせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現するCX(顧客体験)プラットフォームです。2015年3月にサービスを開始しました。高い拡張性を備えており、オンサイトに限らず様々なシーンでのマーケティング課題やニーズに合わせた活用が可能です。KARTEは、あらゆるデータを個客軸で統合・解析することで圧倒的な顧客理解を可能とし、エンドユーザーにおける体験価値(CX)の向上を実現します。
https://karte.io/
プレイドは「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げるテクノロジーカンパニーです。2015年にCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の正式提供を開始しました。1st Party Customer Dataのリアルタイム解析を強みとするKARTEシリーズのプロダクトとCX戦略策定から実行まで担うプロフェッショナルサービスの提供により、顧客提供価値最大化のための伴走パートナーとして企業の事業成長に貢献します。
https://plaid.co.jp/