株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋健太)は、Googleが提供する Google Chrome™に搭載された「組み込みの AI(Built-in AI)」を活用し、対面業務支援AIアシスタントを開発しました。
また、本ソリューションは、2026年5月19日〜20日に米国で開催された「Google I/O 2026」内のセッション「Build new features using built-in AI in Chrome」において、組み込みの AI技術の先進的な活用事例として紹介されました。
小売や顧客サービスの現場では、プライバシー保護とAI活用の両立が長年の課題となってきました。顧客との対話には機密性の高い個人情報が含まれるため、会話データをクラウドに送信することなくAIを活用する手段が求められていました。
このたびプレイドが開発した対面業務支援AIアシスタントは、Built-in AIの各種API(Prompt API / Summarizer API)を用い、すべての会話分析と要約処理をデバイス上で完結させます。会話データが外部サーバーに送信されないため、GDPRをはじめとするプライバシー基準に準拠した安全なAI活用を実現しています。主な特長は以下の通りです。
(1)リアルタイム・スタッフガイダンス
対話内容を即座に分析し、「次に確認すべき質問」をスタッフに提案します。たとえば、顧客の活動レベルや食事制限の確認など、ヒアリング漏れを防ぎ、経験の浅いスタッフでも初日から質の高い接客を行えるよう支援します。
(2)ヒューマン・イン・ザ・ループ設計
共感や信頼構築といった人間の強みにスタッフが集中できるよう、AIは情報の構造化と検索を担当します。最終的な意思決定は常にスタッフが行う設計とし、人間とAIの協働による接客品質の向上を実現しています。
(3)クラウド連携による高度なアクティビティ検索
デバイス上で匿名化された情報をもとに、バックエンドのGeminiおよびGoogle 検索によるグラウンディングと連携。例えば旅行業界であれば、KlookやTrip.comなどの予約プラットフォームから、最新かつ最適な旅行プランを画像付きで瞬時に提案します。
こうしたオンデバイスAI処理によるプライバシー保護と実用的な業務支援の両立、および人間とAIの協働モデルの設計が、先進的な活用事例として評価されたものと当社では考えています。
本ソリューションは、Google I/Oにて最新事例として紹介されました。
本ソリューションは、旅行、人材、自動車、不動産、金融・保険、化粧品、ジュエリーなど、深いヒアリングと専門的な提案が求められる対面業務の現場へ幅広く展開を進めてまいります。また、Built-in AIのTranslate APIを活用したリアルタイム多言語対応にも取り組み、インバウンド対応を含むあらゆる言語環境での業務支援を目指します。
さらに、対面業務で得られたデータをWeb・アプリ体験や商品企画、広告といった他の領域で活用できる仕組みの構築を進めます。対面でのスタッフの貢献をデータとして可視化し、適切な評価に繋げることも本ソリューションが提供する重要な価値と位置づけています。
ブラウザに組み込まれた AI モデル、エキスパート モデル、大規模言語モデル(LLM)と連携するように設計されたウェブ プラットフォーム API とブラウザ機能です。詳細は以下の Google のサイトをご覧ください。
https://developer.chrome.com/docs/ai/built-in
プレイドは「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げるテクノロジーカンパニーです。2015年にCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の正式提供を開始しました。1st Party Customer Dataのリアルタイム解析を強みとするKARTEシリーズのプロダクトと、CX戦略策定から実行まで担うプロフェッショナルサービスの提供により、顧客提供価値最大化のための伴走パートナーとして企業の事業成長に貢献します。
https://plaid.co.jp/
Google、Google Chromeは、Google LLC の商標です。
